🐶不妊手術・去勢手術、しないとどうなるの?🐱
こんにちは
みずほ動物病院です🐶😸
10月に入りましたが気温が安定しないですね💦皆様寒暖差で体調崩さないようにご注意ください🤧
さて、本日は不妊手術・去勢手術についてです。
すでに手術実施済みの方も、まだ未実施の方も、なぜ多くの人が手術をするのか、なぜ動物病院が手術を勧めるのかを知っていってもらえたらと思います。
去勢手術をすることで
・前立腺肥大・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫などホルモン関連性の病気を予防できる
・精巣腫瘍にならない
・お散歩中のマーキングが減ったり、マウンティング行為も減ることが報告されています
未去勢の場合、上記の去勢手術で得られるメリットが無くなる事に加え
・尿臭が濃くなったり
・猫ちゃんだと顎下の筋肉がエラが張ったように硬くなります
不妊手術をすることで
・乳腺腫瘍を高確率で予防できる(初回発情より前だと90%以上)
・卵巣、子宮の病気にならない(卵巣のみ摘出の手術は除く)(当院では卵巣・子宮全摘出となります)
(子宮の病気の子宮蓄膿症で命を落とす子もいます)
未不妊の場合
・ワンちゃんは年2回の発情出血(ヒート)の際に、食欲不振・下痢・嘔吐など体調不良を起こす子が多いです
・猫ちゃんでは春~夏の発情期にそわそわして、ものすごく鳴きます
以上が不妊去勢手術を実施する理由と勧められる理由となります。
生後6か月~1歳くらいで手術を勧められますが、幼い時にしないと意味ないなんて事はありません。
大人になっても卵巣・子宮、精巣の病気は予防できますし、ホルモンの影響を減らすこともできます。
ただ、全身麻酔を用いての手術になりますので、年齢や持病の有無などによりリスクもあります。是非一度ご相談ください。
精巣腫瘍ができることもあります(特に潜在精巣)
乳腺腫瘍、子宮蓄膿症は怖い病気です
避妊手術、不妊手術どちらが正しいんでしょうね?
過去に老齢で子宮蓄膿症を発症し、命を落とした子を数例経験しています。女の子は是非早めに手術しましょう。
男の子は前立腺肥大で尿道圧迫されて、おしっこ出せなくなってしまった子や精巣腫瘍で脱毛してしまった子など経験あります。