SFTS(重症熱性血小板減少症)ー関東でも要注意⚠️
こんにちは
みずほ動物病院です🐶🐱
本日はニュースでも取り上げられている、SFTS(重症熱性血小板減少症)についてお話したいと思います。
SFTSはマダニの刺咬によって広がる、ウィルス性感染症で、犬・猫・人すべてで感染が報告されている、人獣共通感染症です。(動物を介して人へ感染した報告もあります)
これまで西日本を中心に報告されてきましたが、近年は関東でも人・動物での報告が増加しており、地域レベルでの注意が必要となっています。
😵主な症状
・発熱
・倦怠感
・食欲不振
・消化器症状(嘔吐・下痢など)
・血小板減少や白血球減少
・肝障害、多臓器不全
・意識障害 など
致死率は30~60%と高く、予防が最重要の疾患です。
🗾関東での最近の動き
・2025年に神奈川県でヒトの感染報告
・2025年に茨城県でペットのネコが感染により死亡
・マダニの分布域拡大により、これまで“低リスク”とされてきた地域でも油断できない状況に
当院のある大田区に住む飼い主様にとって、SFTSは決して他人事ではない感染症です。
🏥ペットと人の両方を守るための予防
・犬・猫のマダニ予防薬の常用
・草むら・藪に入る際は、長袖・長ズボン・虫よけ対策
・お散歩後は、ペットの被毛をやさしくかき分け、マダニの付着チェック(特に目・鼻・口・耳周りなど毛が薄い部分)
・体調に異変があれば、できるだけ早めの受診を
💊推奨のマダニ予防薬投薬期間 犬:通年12か月 猫:外出する子・犬と同居の子は通年12か月 外出しない子でも4~12月の9か月
当院ではSFTSのご相談・マダニ予防薬のご案内・健康チェックをいつでも受け付けています。
気になること、不安なこと等ありましたらいつでもお気軽にご相談ください。




